先週、6月27日(土)に東洋経済新報社発刊の雑誌
『Think!』との提携講座を運営してきました。
2008年の『Think!』の掲載記事である
「コンテキスト思考」をテーマにし、
ATカーニーの杉野氏、内藤氏が講師として登壇されました。
http://career.jobweb.jp/company/show/company_id/785/type/entry/entry_id/2114
事前に『Think!』の記事や、最近出版された本に
一切目を通さず真っ新な気持ちで講座を受けましたが、
一言で言うと、なんだかほっとするような、それでいて
普段の仕事に役立つ、新しい気づきを得られる
講座でした。
従来のMBA的な、データと数値等の目に見えるものを読み解いて
分析するだけの「コンテンツ思考」には限界があり、それを超えて
面白い発想を生み出す力が「コンテキスト思考」にある。
分析というよりも直感、表面の数値データよりもそのウラにあるもの。
その重要性さを、一流コンサルタントが語るからこそ説得力がある。
見えるものをうまく読み解く時代から、
見えないものを読み取って何かを生み出す時代へ。
現代の思考の限界を超える新しい思考、それがコンテキスト思考。
もちろん、いきなりコンテキスト思考だけでもダメで、
前提として、一般的な3C、4Pなどの基本フレームワークや
勉強法は押さえておく必要があります。
私は今までジョブウェブの学生向けイベントを年間数十回運営して
きましたが、まさにイベントの当日などは、
講師、ゲスト、参加者、スタッフ、それぞれ立場で
「口には出さないが感じていること」を読み取り、瞬時に判断して動く、
という能力が求められます。
なので、私はどちらかというと直感的な感覚や、
物事の間を読むやり方のほうがどちらかというと得意なんじゃないか
と思っていたので、逆に今後必要なのは、前提である
基本的な分析力のほうなのかも・・と気づく。
(それはそれで重要な気づきですね・・・)
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コンテキスト思考を理解するために必要な、3つのS。
【 Sun(=目的)のコンテキスト 】
人を動かすには、共感を手に入れるべき。
このSunのコンテキスト思考は、
チームを率いるリーダーにとっては必要不可欠な要素。
目標だけ掲げて「ついてこい!」といっても、
そんな簡単にチームはついてくるはずがない。
プロジェクトのマネジメントや、部署内の統制だけでなく、
会社全体の方向性をあわせるのにも大事なポイントが含まれている。
【 Surroundings(=関係性)のコンテキスト 】
人は何を考えてその行動を起こすのか。
それを理解するにはデータを見るだけではなく、
現場をよく観察することが重要だと。
データよりも現場主義な私としては
(ただ自分の分析力が弱いだけ…、ということは置いておいて)、
その重要性を認めてもらえた気がしてほんの少し自信がでました。
現場を観察し、人の考えを察する。
そのポイントを意識するだけで、
今までの仕事が、ほんの少しずれたものになっていたな、
という気づきを得られたことが一番大きかった。
【 Soil(=価値観)のコンテキスト 】
ホンモノの価値観からぶれない自分軸を見つける。
他人に流される価値観では差別化はおろか、
自分軸さえ見出すことができない。
名経営者は病気をしている場合が多いという。
つまり死を意識することで「自分が本当にやりたいこと」に真剣に向き合う。
「自分未来塾」で発信しているメッセージと重なり、
人生の永遠のテーマを突きつけられた気がしました。
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4時間の講座では、主に Surroundings に着目して、
講義とグループワークが行われました。
感覚としては分かっているつもりでも、
実際自分の頭を使って考えてみると意外と思いつかなかったりして、
良い思考トレーニングになり、思わず運営を忘れてワークに没頭。
具体的な事例とワークによって、まさに目に見えること(オモテ)の
ウラを読む重要性とその仕組みが理解できる。
参加者の皆さんから出てくるアウトプットの精度が高く
もっとトレーニングしたい、もっと課題を投げかけてくれ、という
積極的な印象(これもコンテキストですね!)を受けました。
また終了後のアンケートでは、半日ではなく1日かけて
3S全てについてもっと学びたかったという声を多く頂きました。
「コンテキスト思考」に共感し、
その可能性を追求したいと感じられたのではないでしょうか。
詳しい事例などは、先月発売されたばかりのお二人の著書に
掲載されていますのでぜひお手にとってみてください。
『コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術』
普段の生活でも「コンテキスト思考」大いに役立ちます。
うーん、今日の夕飯、何を食べよう?
と考えてみるところから、自分の購買心理を読み取ってみる。
そんなところから思考の体操ができるかもしれませんね。
(mi)